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zoom RSS 「ゴキブリちゃん」 九里洋二 〜このゴキブリ野郎め!

<<   作成日時 : 2013/10/01 23:55   >>

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”給食パンにハエ「除いて食べて」”・・・・給食に出されたパンにコバエが混入し、市学校給食センターが児童生徒にハエを取り除いて食べるよう指導していた


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130928-00000032-asahi-soci
タイトルだけ見ると「まぁ、ハエくらいでガチャガチャ言うなや」という話にも聞こえますが、よく読むと「コバエは毒性がなく安全上問題がない」という意味不明な主張のもと、「コバエ、取り除いて食えや!」と給食センターが指導(?)したという話。給食センターの所管が教育委員会なのかどうは良く分かりませんが、「取り除いて食べる指導は間違いだった。早急にマニュアルを見直す」という、これまた意味不明なコメントをリリース。。。。既に給食センターの管理者の頭に蛆がわいていそうな勢い。

お前らが保健所に指導されろ!

と、総ツッコミが入る中、そもそも、「うわー今日はセサミ・クロワッサンだー!」と言わんばかりにコバエが大量に混入してしまう給食センターの衛生管理そのものへの疑問はスルーされる今日この頃。マニュアルを見直すのは良いとして、消毒が先だろ?!

このパン以外に衛生上の問題は発生していないのか?

まぁ、これまで集団食中毒とかが発生していないので、コバエ(を焼いた物?)は毒性が無いのかもしれないのだけども、安全と安心は別物。確かに安全ではあるものの、少なくとも、こんなこと言っちゃう人が作っている物を体内に入れること自体は全くもって安心ではないですね。

連絡した学校側が「じゃぁ、お前が食ってみろ!」とケンシロウ並の勢いで、その場で切り返したと信じたいですね。

さて、ハエと並んで食品業界の敵と言えば、あの黒光りするアイツ!

ゴキブリですね。

ゴキブリ=死すべき者というイメージ以外思いつかないくらいの嫌われっぷり。1匹みたら30匹は居ると思え、と勝手なイメージまで植えつけらられたゴキブリ。そんなゴキブリの物語。


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久里 洋二

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汚くて いっぱいバイキンを
持っているゴキブリが
わたしたちと
仲良くなった お話です。



初っ端からゴキブリ=汚いというステレオタイプから、この絵本は始まります。


さて、ゴキブリ=中々死なない、というイメージがありますよね。確かにぶっ叩いても意外と死なないことが多いです。殺虫剤でも一瞬で死ぬ、というよりも逃げ切られるパターンが多いですよね。そこで編み出されたコレ↓

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「ゴキブリを凍らせて(殺すと書いて)ヤる」という斬新な殺戮方法に加えて、「瞬間凍殺」という新しい言葉までが生み出されました。

煮ても焼いても食えないなら凍らせる!
もう発想が漫画の世界。。。。。まぁ、現実世界なら「ゴキブリは毒性が低いので焼いてあれば食ってよし!」ということがまかり通る可能性があるというのに。。。。

一方で、ゴキブリを殺戮するための技術開発と努力は惜しみません。その情熱は殆どサイコキラーの境地ですね。


で、一体、ゴキブリの生命力ってどんなもんなのよ?ということを検証したのがコレ↓
ゴキブリは核戦争を生き残ることができるのか? ミースバスターの実験

記事によると、「ゴキブリは、10,000RAD(=100sievert)という信じられない程の強い放射線を受けても1ヶ月で30%も生存したからである。1,000RAD(=10sievert)の30日生存率は50%にも達する」とのこと。。。

本編を見ていないので間違っているかもしれませんが、「ゴキブリは放射線に強いのか?」で終わってしまうのではなく、「何故、ゴキブリは放射線に強いのか?」というあたりを追求して欲しかったところです。ゴキブリと言えどもDNAを含む細胞の多数をもって構成されている生命体なので、人間が放射線から受ける物理的な影響は必ず受けるわけで、一方で生物としてのゴキブリは放射線に強い。何故こんなに放射線を浴びても平気で居られるのか?を解き明かすことこそDiscoveryだと思います。


と、前置きが長くなりましたが、そんな人間を著しく進歩させるかもしれない発見が待っているにもかかわらず、「死ねゴキブリ野郎」と言わせてしまう程に嫌われているゴキブリちゃん。作者は、この作品の中でゴキブリちゃんが嫌われる理由を解き明かし、ゴキブリちゃんとその仲間達が人間と仲良くなっていく様を描いていきます。

ただ単に食事をしているだけで殺されかけるという運命に悩んだゴキブリちゃんは考えます。

何故嫌われるんだろう?

そう思いながら人間に好かれているスズムシやコオロギを見て、思春期の少年達が「ギターできたら、女子にモテるんじゃね?」位のノリで、仲間に入れてもらいたい旨を申し出ます。でも、「汚いし、臭いから」という典型的なイジメのパターンで仲間に入れてもらえません。

そこでゴキブリちゃんは1つの結論に達します。

俺、汚いし、臭いから、嫌われている


確かに不潔なヤツは「仲良くしろ」と言われても正直キツイ。多少は、「何故、不潔なのか?」という事情を汲む必要はあるかもしれないけども、生理的に受け付けないモノは仕方ない。そこでゴキブリちゃんは、体を洗って、歯を磨いて清潔になります。

今の俺なら、給食に生で混入していても食って良し!

くらいの勢いで清潔になったうえで、再度、人間にアプローチ・・・・でも、「ゴキブリは汚いイメージがあったので見ただけで嫌われました」という悲しい現実がゴキブリちゃんを襲います。これが普通の人間なら、死んでしまうかもしれません。そこは100svの放射線を浴びてもケロっとしているゴキブリちゃん。簡単には死ねないことが分かっているのか、「見た目は汚そうでも、素敵な音楽ができればみんなに好かれるかもしれない」という思春期的で前向きな発想に至ります。

まぁ、現実問題、見た目がいいヤツは、なんだかんだで成功してる


と、大体、30代後半くらいで気がつくんですけどね。人は見た目よりも中身ではなく、見た目と中身の両方が必要です。

もっと自分も早く気がつきたかったぜ。。。。


しかし、正直なところ、キリギリスやスズムシはさておき、コオロギとゴキブリは見た目は紙一重。ゴキブリちゃんが「俺でもできるかも」と思うことも致し方ない。たしかに、見た目が駄目なら、せめて中身で勝負することは間違っていない。両方無いなら、本当にどうしょうも無いからね。。。。。


ゴキブリちゃんは、毎日、「虫の音楽学校」で音楽の勉強をすることによって、楽器の腕を磨きます。結果、街の人たちがゴキブリが素敵な音楽を奏でていると認めてくれるようになりました。

努力はきっと報われる。

評価は他人がするものではあるけども、自分でも変えることができる、というメッセージを感じます。


ゴキブリちゃんはコレだけでは終わりません。家に帰ると、ゴキブリの仲間がかつての自分のように汚い姿で食べ物を漁っている姿を見かけたゴキブリちゃんは「綺麗になって、スズムシやコオロギみたいに素敵な音が出せたら、みんなに嫌われないよ」と言います。幸せは独り占めしない。清潔になって、見た目も中身も磨くと心も成長する。もはや三代前からセレブリティ位のノブレス・オブリージュっぷり。いや、冷静に考えると、清潔にはなったけど、見た目は変わってないよな。。。


まぁ、それはさておき、俺の成功パターン聞かせてやろうか?


と、仲間のゴキブリを誘い出し、「虫の音楽学校」へ連れて行きます。


一体、幾ら、キャッシュバックをもらったんや?


それはさておき、ゴキブリ楽団の実力は凄い!

台所で集団で餌を漁っていても音楽を奏でると、あら不思議!「ちょっと、待って。このゴキブリ 素敵な音楽を奏でるわ!」とゴキブリの大量殺戮が回避されました。さらにゴキブリちゃんたちを居間に招いて、美味しい食事を用意して音楽会が開催される始末。。。。



そして、人間とゴキブリは仲良し家族になったんです


なるかっ!

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